f_blue な日々

アクセスカウンタ

zoom RSS 短歌人誌 三月号より その4 会員2欄 1欄

<<   作成日時 : 2017/03/14 20:42   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像








鉄亜鈴ベッドの脇に置かれあり十八歳の夜の文鎮として     桐江襟子
                   十八歳;じふはち
   十八歳は、ただよふものか、鉄亜鈴を錨となしてやうやうにして、この世界に留まるのだろう。


  これより会員1

父親に抗ひしわれいま父の遺せし財に依りて生きゐつ     阪本まさ子

   親と子といふものには、様々な繋がり方がある。
   作者は、とにもかくにも、こうして父親と繋がつてゐるのだ。


滾りたる湯にオリーブ油垂らしつつ後戻りできぬパスタを散らす     岡本はな

   パスタも、あなたも、滾りだしたのちはもう、後戻りはできない。
   しんとして、潔き一首。


手品師の元を逃げ出し「靖国」へ潜り込みたる鳩もおらむか     大鋸甚勇

   鳩よ。


昨日の夜母の歌集を読みはじめ その淋しさにしばし泣きたり     高橋れい子

   母の一世は、淋しい。


推敲はたばこに火を点けながら正月の屋外テーブルにありて     来宮有人

   少しさびしく、それでも歌と繋がろうとしてゐる作者。
   都市の、喧騒の中にゐる。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
短歌人誌 三月号より その4 会員2欄 1欄 f_blue な日々/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる