テーマ:短歌

短歌人2月号より その3 会員2 会員1

音楽に合わせて開く花火ならダンス始める酔い人我は     桃林聖一    冬の花火見物らしい。 いやはや、何とも楽しくなる。    結句「酔い人我は」を裏切るダンスや良し。 つね「ぼく」をつかいゐる子が「俺」などと言ふを聞きつつ甘栗をむく     桐江襟子    少年は甘酸ぱい。 母の…
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短歌人2月号より その2 会員2

身体しかなかった夢の最中にゆっくりと現れるよろこび     相田奈緒    夢を見ている、身体しか見えてなかったところ、身体の持ち主の顔があらわれる。    表情も現れる。    安堵と、よろこび。 雪ぐもの垂れこめている午後三時 おれんぢ色の洋灯をともす     佐々木順子        …
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短歌人2月号より その1 会員2

メガネのくもる季節ですからメガネふきふきながされる雲をみている     葉山健介    読者も一緒に雲を見ることになる。    か行の音がかろやかに。    梨の歌も、好きだなぁ。 沸きたてる湯に雪菜入れ玉子おとしひとりの朝餉ととのひにけり     吉田郁子    リズムと調べ、とと…
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「三日月」

  三日月 地質学者の子供にあれば巡検に付き来たりけり捕虫網持ち またたびの熟れ実は舌に甘し辛しにやーごと言ひてふたつ食べたり 断層露頭見学中止となりにけりキイロスズメバチ生息すれば 道の駅「あらエッサ」には柳川風どぜう鍋あり安来市なるも 少女なりますぐな髪を耳にかけラーメンをすする…
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短歌人1月号より その4 会員1

フッフッとひとり笑ひのあふれてはまづ一頭の鹿と出会へり     藤島朋代    一読、つられてわたしもフッフッと笑ひそうになる。    嬉しいこと、楽しいことを考えてると、面白いこと、楽しいことにまた出会へるかもしれない。    律も、文脈も独自で好きだ。 縁側を直すと決断する夫は前を見て…
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短歌人1月号より その3 会員1

嘘ひとつ吐いて帰りしざらつきの舌もて舐めるヨーグルトの蓋     高井忠明    言い難いはつかなる不快感が、ヨーグルトの蓋の舌触りや味から、呼び出される。 父親がどんと叩けば立ち直る家族のテレビ居間にありけり     田端洋子    昭和だ、テレビも父親も。 茹ですぎでも昭和…
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短歌人1月号より その2 会員2

このかさぶたがすごい2017 剥がしてはいけないに決まってる     国東杏蜜    一月号には作者名のしたに、現住の県名が付されてゐる。    作者には「高知」と。    わたしの生まれたとこ。    この八方破れは、土佐のいごつそうかしら。? 鯖棒寿司ぽぽんと切って夕の食老いの胃の腑に潮…
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短歌人1月号より その1 会員2

一本のブルーベリーの豊かさよ五百グラムのジャムとなりたり     古川陽子    ブルーベリーの豊かな香りと味が彷彿する。 さまざまな土地をめぐりて旅したる靴がたうたう疲れ果てたり     鶴羽一仁    旅行に履く靴つて、どうしたつて一番歩きやすい一足に落ち着く。    愛着の靴に、…
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「長月やさし」

 長月やさし 川土手のところところに赤みえて彼岸になれば彼岸花咲く 山の端に日が沈みゆくときの間のそんなにひどいことを言へるの なんでもないお母さんの顔が見たくつて 焼きそばを持ちむすめ来たりぬ 電子レンジでちんして焼きそば食べてゐる昨日のことに触れないままで もうすでに遠く…
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あけまして

おめでとうございます。 本年もゆるゆるとまいります。 どうぞよろしく。
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