2019年05月13日 「ふるへて」 ふるへて冬空の青をうつせる川の面にさざなみたちてあんな言ひぐさ通りにはぐだぐだの雪残りゐてプリウスもつとゆつくりおゆき会へなくても近くの町にゐるだけで嬉しくなるね友は言ひたり初めてのショートステイにパンプスを靴箱より出す九十五歳凝りたる肩をもみもみ蛞蝓を見てゐるあんたのおうちはどこよ馬鹿馬鹿しいほどに緑だ、ブロッコリーかために茹でてぽりぽりかじるともかくも韃靼蕎麦茶は芳ばしい海峡を渡る夢はもたずも夕暮れはこころをひもじくさせるのか今日はご飯は無いかと義母は耳の圧あがり鼓膜のいち枚にうすく外界とへだてられたり中指の付け根にひつかき傷がある 異性愛者として生きてきた
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