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zoom RSS 短歌人1月号より その1 会員2

<<   作成日時 : 2018/01/12 20:19   >>

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一本のブルーベリーの豊かさよ五百グラムのジャムとなりたり     古川陽子

   ブルーベリーの豊かな香りと味が彷彿する。


さまざまな土地をめぐりて旅したる靴がたうたう疲れ果てたり     鶴羽一仁

   旅行に履く靴つて、どうしたつて一番歩きやすい一足に落ち着く。
   愛着の靴に、しみじみと感謝するのだ。


金木犀の小さき花びら列なりて川面を下る秋の夕切れ     福竹良子

   金木犀の星のようなきらきらと、秋の入り陽のきらきらと。


地下鉄の窓にうつれるわが顔が亡き母に似てすこし楽しい     二俣朋子

   結句「楽しい」で、作者の歌になる。


おのずから蜜をためゐる林檎なり長い手紙を読むように剥く     馬淵のり子

   林檎の皮が途切れないやうに、いとおしみつつ丁寧に剥いているのだ。


喫水すなはち船足ひくきどんこ舟さてもしづかに乗れども傾ぐ     平田侑

   まう半世紀近くも昔に読んだ山本周五郎の「あおべか物語」を思ふ。
   おほかたのお話は忘れてしまつてゐるんだけれども。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
有難うございます。わたしも山本周五郎、好きでした。”ながい坂”が一番かな。
またまた寒くなりそうですね。最高も0度?以下?なんて、大変。でも、写真からうかがう冬景色は、すばらしい。歌になるのは、やはり”北””日本海”ですね。

2018/01/22 11:32
☆理さん
「あおべか物語は、父の本棚にあって、中学生くらいの時に読んだかと。長いものをきちんと読んだことはないのですが、短編に漂う郷愁のようなものは、今でも覚えています。
わたし、生まれは高知で、山陰に暮らして三十年ですが、今でも雪が降ると少しわくわくします。生活には厄介なものだけど、白く雪に覆われた雪景色は本当に美しい。
 
三月のあしたふる雪いもうとは遠くはなれて生家に暮らす

生まれた家は妹夫婦が守ってくれています。

2018/01/22 20:53

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