f_blue な日々

アクセスカウンタ

zoom RSS 短歌人誌 7月号より その5 会員1

<<   作成日時 : 2017/07/18 21:18   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像






花吹雪手に受けし妻振り向いて子供のように目元が笑う     渋谷和夫

   おそらく中年あるは初老に達していらつしやる作者。
   配偶者をかう手放しで詠めること、素敵だ。


ガン検診をうけることにする一応は死んでもいいと決めたるのちに     姫帑新一郎

   かう詠まれるからには、死を怖れているわけです。
   ところでこの作者の姓、何と読むのでせうか。


雨に打たれあしびの花の震へをり卯月をはりのほとほと冷ゆる     青木みよ

   こちらの作者は、確かかなりの高齢であつたやうな。
   かういふやはらかいこころをわたしも持ち続けたい。


余命半年を一年程も生き延びた弟 死顔の鼻隆かりしよ     大鋸甚勇

   両親を除くと、最も近しい血縁の死に、しかも自分より若い血縁の死。
   感情語を用いてゐないことで、読者にこころを預けてゐるのだ。


ひとつどらやき頂きましてこんなにもさびしき脱酸素剤のぬくみ     鈴木杏龍

   いやはや、脱酸素剤とは。


わたくしを隠して影をなす庇 こうやって貴方に触れている     大平千賀

   青木みよさんのやはらかさ、大平千賀さんのやはらかさ。
   瑞々しいやはらかさ。








テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
短歌人誌 7月号より その5 会員1 f_blue な日々/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる