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zoom RSS 短歌人誌 三月号より その一 会員2欄

<<   作成日時 : 2017/03/08 20:16   >>

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文箱には母の縫いたる雑巾がなぜかありたり ときおり触れる     田中佐智子

   誰が何を思つて文箱にお母さんが縫つた雑巾を仕舞つたのでせうか。
   作者は時折、その文箱を開けて、雑巾を取り出し、触れて、母を思ふのです。


テレビドラマに戦前戦後観つつ思ふ今は戦前戦後のいづれ     富樫由美子

   テレビでは様々な時代のドラマや時代検証などが放送されてゐます。
   ドラマや検証の時代解釈も、時と共に右に左に揺れてゐます。
   ほんとうに、今は先の戦争の戦後なのでせうか、それとも、もはや来る戦争の戦前ではないのでせうか。


冬眠もできないくせにどんぐりをひとつ拾ってふゆを待っている     葉山健介

   どんぐりつて、見付けると拾つてしまふ。
   どんぐりがあれば、冬を越せる気がする。


歩み来てただ一面に散り敷ける紅き落葉を踏みゐたりけり     河村栄二

   様式の美しさ。


日に五個の月寒あんぱん配らるる歩兵作りし「アンパン道路」     丹呉ますみ
           月寒;つきさむ
   時代は何時の頃?
   月寒あんぱん、つて、どんなアンパン?
   一首の世界がどんどん広がつてゆく。






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