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「くもさん」の第一歌集を頂戴した。 と言ふか、わたしからお願ひした、と言つたほうが正確です。 くもさんには、ブログにアップする私の歌に再々評をいただいてをります。 お会いしたことはありませんが、不可思議なるweb世界の歌の先輩、です。 あ、年齢は私よりお若いのです。 鑑賞は苦手なわたしのこと、何時もの伝で好きな歌を幾首か書き出します。 『饒舌はカンパニュラの花』 かまわないきみが無口になってゆくこと 見上げれば星 空に撒かれて 公孫樹の葉かさなる舗道を蹴り散らしくるっと振り向く 何が言いたい 「熱があるの」なんてぬけぬけ花柄の電話の前ですましてるさ きっと 春の夜、ふりきる腕をつかまえる 香りするどく撒かれて。薔薇 さみどりにおもてさんどう パンドラの箱を抱えた少女は走る 春の夜ペーパーぬきとるさびしくて秘密工作部員の私 大きめのいちごに触れるくちびるにおもいあたればきみだってことを 先生を怒らせちゃってさ 靴下の中で親指動かしてるね 自転車におまえをのせるゆうぐれは解体新書のむねのふくらみ きっといまの風に打たれたからだろうおもわず両手でおさえているのは 読み終えしレイモンドチャンドラー 妻や子が標本のようにねむる三月 「もっと速く」とふいに目醒めてせがむ、うん、ぼくらは光の粒子になろう はしゃぐなよ 枕もシーツもけとばしておれはそれほどふざけていない 午前二時 内耳の海を軸にしてわたしはしずかにまわりはじめた 君のカタチ思い描けばさみしくて動物学的思考に耽る 饒舌はカンパニュラの花 むすびめがほどけずにいる淡き春の夜 やあねってたたくその手の弾みかた おれにだってあるやわらなか部分 私が、青春期に短歌に出遭つてゐたなら、このやうな率直で優しい歌をつくれただらうか。 いえ、たぶん、私は今この年代に出逢えたからこそ、短歌をはじめられたのだらう。 くもさん、ありがとうございました。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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歌を読んでいると 自分自身に思い当たることばかり |
nore 2008/06/25 08:04 |
くもさんのコメントでいつも勉強させていただいております。 |
りりん 2008/06/25 09:23 |
☆noreさん |
文 2008/06/25 10:05 |
文さんありがとうございました。 |
くも 2008/06/25 19:52 |
あ、 |
くも 2 2008/06/25 19:53 |
☆くもさん |
文 2008/06/25 21:36 |
くもさんのお歌、こんなにたくさん拝見できて嬉しいです(^^)文さん、ありがとうございます〜。 |
真柴みこと 2008/06/26 15:04 |
☆真柴みことさん |
文 2008/06/26 19:32 |
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